キャネットチップ にゃねっとクラブ|ペットライン株式会社

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参考にしたい猫の災害対策トピックス

2016年10月12日 投稿

地震や台風などの災害時、大切な猫ちゃんを守るために。飼い主さんが知っておきたい情報や万一の備えに役立つトピックスを集めました。

知っていますか?「同行避難」と「同伴避難」の違い

知っていますか?「同行避難」と「同伴避難」の違い
出典:環境省
環境省発行の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」
同行避難とは、災害発生時に飼い主が飼育しているペットを同行し、避難所まで安全に避難することです。避難所において人とペットが同一の空間で居住できることを意味するものではありません。それぞれの避難所のルールに従ってください。

東京都福祉保健局

環境省が2013年に発行した「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」では、避難時にペットは飼い主との「同行避難」が原則であるとされました。これは、東日本大震災で飼い主とはぐれて放浪状態になったペットが続出したためです。

知っていますか?「同行避難」と「同伴避難」の違い

「同行避難」とは、飼い主さんがペットを連れて避難をすること。
一緒に避難したペットは、人間と同じ避難スペース(居住スペース)に入ることはできません。基本的に屋外か人間の居住スペースとは別の場所での待機となります。
「同伴避難」とは、避難所内でペットと飼い主さんが生活できるというもの。
避難所によってはペットの「同伴避難」を受け入れてくれるところもあるようです。
地域によっては「同行避難」も難しい場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

知っていますか?「同行避難」と「同伴避難」の違い
出典:環境省
環境省発行のパンフレット「備えよう!いつもいっしょにいたいから」

環境省では、ペットと一緒に避難するための備え、避難所などで気をつけることをまとめた「備えよう!いつもいっしょにいたいから」というパンフレットも発行しています。環境省のサイトからダウンロードできるので、こちらも参考に。

災害時に備えて準備したり、情報を集めたりする他にも、助け合える仲間やペットの預け先があると安心です。普段から友人・知人、親戚との協力体制を取っておくのもよいでしょう。

環境省「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」のダウンロードはココ!

環境省「備えよう!いつもいっしょにいたいから」のダウンロードはココ!

もしもの時に愛猫の情報を正確に伝えるカード

もしもの時に愛猫の情報を正確に伝えるカード
出典:いぬのきもち・ねこのきもち
ベネッセの「ねこのきもち」2011年7月号ふろく「もしものときの愛猫カード」

災害時に避難する時や、友人や知人に一時的に預けたりする時に、愛猫のことを正確に伝えることが大切です。愛猫のプロフィールや体重・体長、性格、さらに食事の内容、病歴などの情報をきちんと伝えられるように記録しておきましょう。

ベネッセコーポレーションが発行する雑誌「ねこのきもち」2011年7月号には、愛猫の情報を記録できる「もしものときの愛猫カード」がふろくとして登場しました。カードには、猫ちゃんの食事量や病歴などの情報、緊急連絡先などを記録することができます。 「もしものときの愛猫カード」はねこのきもちwebサイトからダウンロードできますよ。

「もしものときの愛猫カード」のダウンロードはココ!

動物の防災を考えるNPO法人アナイス

動物の防災を考えるNPO法人アナイス
災害時に人と動物が同行避難し、ともに調和して避難生活をおくることができるよう、平常時より動物の飼育管理者がなすべきことを啓発・支援し、また、関係機関との連携を図ることによって動物福祉ならびに緊急災害時の社会秩序、公衆衛生などの保持に貢献することを目的とする。

NPO法人アナイス | Facebook

2002年から活動するNPO法人アナイスは、災害時に「動物とともに避難する」ためのサポートや情報提供など動物避難対策に関わる活動を行う団体です。自治体などが開催する同行避難訓練の実施や指導なども行っています。

動物の防災を考えるNPO法人アナイス
出典:NPO法人アナイス
アナイスでは動物の防災対策に関わる講座やセミナーに講師を派遣したり、資料なども作成しています。これは、板橋区防災課と板橋区獣医師会が企画し、アナイスが制作した「災害に備えて動物避難の準備と心得」のパンフレット。
動物の防災を考えるNPO法人アナイス

アナイスでは「動物防災の3R」を提唱しています。3Rとは「Ready(準備)」「Refuge(避難)」「Responsibility(責任)」をキーワードにしたものです。

「Ready(準備)」とは、備えること。

まずは飼い主さんが無事でいられるように人間の準備を整えること、「自分たちがペットを守る」という意識を持つことが大切だとアナイスは提言しています。なぜなら、飼い主さんが無事でいなければ、ペットを守ることができないからです。
そして、ペットの持ち出し品を備え、迷子札やマイクロチップをつけるといった迷子対策など、ペットのための防災の準備をしましょう。

動物の防災を考えるNPO法人アナイス 動物の防災を考えるNPO法人アナイス
出典:NPO法人アナイス
迷子札をつけてあげましょう。

「Refuge(避難)とは、同行避難、避難生活での心得。

アナイスが提言する「Refuge(避難)」には、速やかにペットと同行避難(※)ができるように、猫の場合は普段から室内飼育にしたり、猫と過ごしている部屋に予備のキャリーバッグを出しておいて慣れさせたりしておく、といったことが記されています。
また、アナイスでは避難所での過ごし方についても提言しています。避難所では、動物が苦手な人やアレルギーがある人に配慮すること、被災して家族や財産、ペットを失った人たちのことも理解し、お互いに思いやりの気持ちを持って助け合っていくことの大切さも伝えています。

(※)飼い主がペットを同行し、避難所まで避難すること。ただし、基本的にペットは人間と同じ避難スペース(居住スペース)に入ることはできない。

動物の防災を考えるNPO法人アナイス
出典:NPO法人アナイス
キャリーを身近な場所において慣れさせておきましょう。

「Responsibility(責任)」とは、ペットと社会に対する飼い主の責任。

アナイスでは、ペットだけでなく、社会に対しても責任を果たすという意識で、人とペットの防災を考えておくことが必要だと考えています。
例えば飼い主とはぐれた犬たちが放浪して野犬化したり、避妊・去勢をしていない猫が自宅から逃げ出して繁殖してしまったり…。飼い主が管理できない状況にいるペットが、地域や社会に迷惑をかけないように、社会に対する責任を果たすという意識を持つことも必要だと提言されています。

災害時にペットを守るための資格「ペット防災指導員」

災害時にペットを守るための資格「ペット防災指導員」
「ペット防災指導員」は、災害時にペットの命の犠牲や負傷や避難する際に飼い主と離ればなれとなり、放浪状態を防ぐ為に、 日常からペットのしつけや健康管理、避難用品や備蓄品の確保、避難所や避難ルートの確認などの正しい知識と行動を身につけたスペシャリストです。
ご自身で飼われているペットのためにもこの知識は役立ちます。

ペット防災指導員

ペット防災指導員とは、「災害時にひとつでも多くのペットの命を守りたい」という想いから生まれた資格です。ペット防災指導員認定を通じて、ペットの命を守るために役立つ正しい知識と行動を身に付けることができます。
この資格は仕事でペットに関わる人はもちろん、ペットと暮らしている人からも注目を集めているようです。

イタリア地震でのペット救助活動

出典:BBC NEWS JAPAN
イタリア地震で行方不明になり、6日目にがれきの下から救出された猫のジョイア。ごくごくと水を飲んでいます。
(画像をクリックすると動画ページにジャンプします。)

今年の8月にイタリアの中部を襲った地震の被災地では、がれきの中に取り残された猫や犬など、ペットの捜索・救助も行われました。
消防隊や全国動物保護協会(ENPA)などが参加するペット専門の救助隊員がいて、救助犬と一緒に町の中を捜索したり、フードを仕掛けたケージを設置したりしてペットたちを保護。ペットだけでなく、取り残された家畜にも定期的にえさと水を与えているそうです。

イタリア地震でのペット救助活動
出典:ENPA - Ente Nazionale Protezione Animali | Facebook
イタリアの動物保護協会・ENPAのフェイスブックにも、救出された猫のジョイアの写真がありました。

災害対策は大切にゃ!