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浮世絵師、歌川国芳の愛らしい!!猫ワールド

2015年08月22日 投稿

猫が大好きで、まさに猫っかわいがりしていたと言われる江戸の浮世絵師、歌川国芳。優れたデッサン力と、思わず笑っちゃうようなユニークなアイデアで描かれた、国芳の猫たちを紹介します。

53の宿場を猫とダジャレで紹介する「其まま地口猫飼好五十三疋」

東海道にある53の宿場を、さまざまな猫たちの姿とダジャレで表現した「其まま地口猫飼好五十三疋(そのままじぐち みょうかいこう ごじゅうさんびき)」。
上中下の3枚に分かれている作品です。
これは「上」の作品。
最初の「日本橋」は、二本の鰹節と猫で「二本だし」という語呂合わせ。

「中」の作品。
「鞠子」は「はりこ」の猫で表現されています。「荒井」は、顔を洗っている猫の姿で「あらい」。

「下」の作品。
「桑名」は、ごはんをお預けにされた猫で「くわな」、「草津」は「こたつ」の上で丸まっている猫がいます。そして、最後の「京」は、ねずみをくわえた猫で「ぎゃう」。

語呂合わせにムリを感じるものもありますが、それもこの作品の魅力のひとつ。猫たちの姿には躍動感があり、見ているだけで楽しくなります。

表情もポーズもたまらなく魅力的な「猫の当字 かつを」

家には常に十数匹の猫を飼っていたと伝えられる国芳が描く猫たちは、いきいきとして愛嬌たっぷり。

浮世絵 太田記念美術館「浮世絵猫百景 –国芳一門ネコづくし-」

猫たちの姿で文字を表現した「当字」シリーズのひとつです。よく見ると文字の中に鰹の絵が描かれています。
「つ」の字では、一生懸命に鰹を捕まえようとしている猫の姿がとてもかわいい!
注目したいのは「か」の文字で、袋のようなものをかぶっている猫がいます。猫は箱や袋の中に頭を突っ込むのが好きですが、これもそんな猫の姿を描いたのでしょうか?

あくびする猫の姿を描いた「艶姿十六女仙 豊干禅師」

あくびをしながら伸び~をする猫。画中には、“午前四時に起きたので、昼間は生あくびが出て、眠くてしょうがない”との記述が…。

【いつだって猫展】公式Twitter

猫はふだんの顔はとてもかわいいのに、なぜかあくびの顔は凶暴な表情…。そして、あくびを終えると一瞬にして、いつものかわいい顔に戻ります。

(※)猫のあくび(参考画像)

「艶姿十六女仙 豊干禅師(えんしじゅうろくじょせん ぶかんぜんじ)」も、そんな猫の一瞬の表情をとらえていて、「国芳は本当に猫が好きなんだなぁ」と嬉しくなります。

まるで猫の惑星(?)擬人化された猫が登場する「猫のすずみ」

SF映画で、猿が人間のように暮らす惑星を描いた作品がありますが、それに近い世界観が味わえる(?)のが、擬人化された猫たちの作品。これは川遊びに出かける旦那と船頭、そして芸者を描いたものです。
船頭の猫のふわふの手(正確には前足)が、木の杭をぐっとつかんでいる描写にも思わず「かわいいっ!」と反応してしまいます。